かんたん美味レシピ

かつおの当座煮

日本経済新聞土曜版「NIKKEI プラス1」で、連載中のおすすめレシピです。
「当座煮」とは、佃煮ほど長期保存はできないけれど、当座(=さしあたり、当分)は保存がきく煮もののこと。しょうゆなどで、やや濃いめに味をつけてさっと煮ます。煮るときに、しょうゆだけはあとから加えるのが、やわらかく仕上げるポイント。甘から味にごはんが進みます。
かつおは皮つきと皮なしの切り身が売られていますが、どちらでも作れます(写真は皮なしを使用)。鮮度が落ちやすいので、買ったその日のうちに調理しましょう。
かつおに熱湯をかけるのは、魚のくさみをとるのと、表面をかためて素材のうま味をとじこめるため。表面が白っぽくなり、霜が降りたように見えることから、この下ごしらえを「霜降り」といいます。
冷蔵で約3~4日、日もちするので、まとめて作っておいてもよいでしょう。お弁当に持っていくときは、汁気をよくきってから詰めてください。

材料
【2人分/1人分180kcal

・かつお(刺身用さく)…150g
・しょうが…大1かけ(15g)
・A[砂糖大さじ11/2、酒・みりん各大さじ2]
・しょうゆ…大さじ2

作り方
【1】
かつおは2㎝角に切り、熱湯(材料外)を回しかける(霜降り)。
【2】
しょうがは皮つきのまま薄切りにする。
【3】
鍋にAを煮立て、かつおとしょうがを加える。再び煮立ったらアクをとる。落としぶたをして中火にし、2分煮る。
【4】
しょうゆを加え、よい照りとツヤが出るまで、さらに2~3分煮る。

※当ページのコンテンツは、日本経済新聞 の土曜版「NIKKEIプラス1」で連載している「かんたん美味」2023年4月22日の掲載の内容をWeb記事として加筆・修正したものです。「少ない材料で、手間をかけずにおいしく!」をモットーに、2003年より、毎週1品、かんたんでおいしい料理を紹介しています。2023年3月に20周年を迎えました。

日本経済新聞土曜版「NIKKEI プラス1」
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