かんたん美味レシピ

春にんじんのチーズ焼き

日本経済新聞土曜版「NIKKEI プラス1」で、連載中のおすすめレシピです。
野菜の中でもっともポピュラーともいえる、にんじん。煮ものに、炒めものにとさまざまな料理に使われます。1年を通じて店頭に並ぶので、ともすると旬がわからなくなりがちですが、旬は晩秋から冬にかけて。ただ、今の時期のにんじんは、春にんじんと呼ばれ、秋冬のものとはまた違ったおいしさがあります。
冬の寒さの中で育った春にんじんは、甘くてやわらかく、みずみずしいのが特長。やわらかいぶん早く火が通り、加熱しすぎると風味や食感が損なわれるので気をつけましょう。
今回ご紹介するのは、にんじんにチーズをのせて焼くだけの、本当にシンプルな一品です。春にんじんのクセのない甘味にチーズの塩味が合わさって、にんじんが苦手な人でもすいすいと食べられそう。たった2つの材料で、こんなにおいしくなるなんて、と、ちょっとびっくりするおいしさをぜひお試しください。
にんじんの細切りは少し大変ですが、多少太めになっても大丈夫。また、チーズが流れてにんじんからはみ出ても、カリッと焼いてしまえば、それもまた美味です。

材料
【2人分/1人分113kcal

・春にんじん…1/2本(100g)
・ピザ用チーズ…50g

作り方
【1】
にんじんは皮をむき、4cm長さの細切りにする。
【2】
フライパンににんじんを入れ(油はひかない)、弱めの中火で約2分いためる。
【3】
しんなりしたら2等分してまとめ、形を整える。チーズを半量ずつ散らす。ふたをして弱火にし、約2分蒸し焼きにする。

◎メモ にんじんの保存
使いかけのにんじんは切り口をラップで包んでポリ袋に入れ、野菜室へ。3~4日保存できます。春にんじんは水分を多く含む分、ふつうのにんじんよりいたみが早いので注意しましょう。冷凍保存する場合は、薄く切ってかためにゆで、保存袋に入れて。

献立の例 トースト、コーヒー

※当ページのコンテンツは、日本経済新聞 の土曜版「NIKKEIプラス1」で連載している「かんたん美味」2021年4月24日の掲載の内容をWeb記事として加筆・修正したものです。「少ない材料で、手間をかけずにおいしく!」をモットーに、2003年より、毎週1品、かんたんでおいしい料理を紹介しています。

日本経済新聞土曜版「NIKKEI プラス1」
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