かんたん美味レシピ

たいのこぶ茶焼き

日本経済新聞土曜版「NIKKEI プラス1」で、連載中のおすすめレシピです。
お湯に溶いて飲む顆粒のこぶ茶を、焼き魚の味つけに使いました。魚のくさみを消すために酒はふりますが、ほかの味つけは一切必要なし。手軽なうえ、うま味もあって味が決まりやすいので、おっくうに思われがちな焼き魚もこれなら手軽においしく作れます。
ふだんはグリルを使わない人も、ぜひ使ってみてください。温度が一気に上昇し、短い時間で焼けるので、水分を逃さずに焼け、パリッとした焼き目もつきます。また余分な脂が網の下に落ちてヘルシーです。予熱してコンロ内を充分に熱するのを忘れずに。レシピの焼き時間は、片面焼きグリルの場合です。両面焼きグリルの場合は5~6分をめやすに、ようすを見ながら焼いてください。
つけあわせには、今が旬のアスパラガスを。鮮やかな緑色に、食卓がぐっと春らしくなります。

材料
【2人分/1人分138kcal

・たい…2切れ(160g)
・酒…大さじ1/2
・こぶ茶(顆粒)…大さじ1/2
・グリーンアスパラガス…2本

作り方
【1】
アスパラガスは根元のかたい皮をむき、3等分に切る。
【2】
たいは酒をふり、10分ほどおく。汁気をふきとり、こぶ茶を身の両面と皮にまぶす。
【3】
グリルにアスパラガスを入れ、たいを表になるほうを下にして並べる。強火で約4分焼く。
【4】
アスパラガスはとり出す。たいは上下を返してさらに3分ほど焼く。
【5】
とり出して皿に盛り、手前にアスパラガスを添える。

◎メモ 前盛り
和食では、料理の味や見た目を引き立てるために野菜や薬味などを添えることがあり、その中でも、主な素材の前に添えるものを「前盛り」と呼びます。今回はそこまでかしこまった料理ではありませんが、季節の野菜を前盛りにして仕上げました。

献立の例 だし巻き卵、新じゃがのみそ汁、ごはん

※当ページのコンテンツは、日本経済新聞 の土曜版「NIKKEIプラス1」で連載している「かんたん美味」2021年4月17日の掲載の内容をWeb記事として加筆・修正したものです。「少ない材料で、手間をかけずにおいしく!」をモットーに、2003年より、毎週1品、かんたんでおいしい料理を紹介しています。

日本経済新聞土曜版「NIKKEI プラス1」
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