かんたん美味レシピ

せりと厚揚げのレモンじょうゆあえ

日本経済新聞土曜版「NIKKEI プラス1」で、連載中のおすすめレシピです。
冬から早春にかけてが旬のせりを使った副菜をご紹介。独特の味と香りを楽しみましょう。厚揚げと一緒に、レモンじょうゆでさっぱりと味わいます。
せりは香りをそこなわないよう、加熱時間は短めに。全体に油がまわる程度に炒め合わせれば充分です。茎と葉ではかたさが異なるため、茎を先に入れましょう。
せりは、元は日本全国の山野に自生していた葉もの野菜。万葉集にはせり摘みの歌が詠まれており、古くから食用とされていたことがわかります。現在、一般に流通しているせりは栽培種。京都の「京せり」、熊本の「水前寺せり」など、各地で伝統野菜として栽培されているものもあります。
選ぶときは、葉の緑色が鮮やかで、根元からは先までハリがあり、シャキッとしているものを。茎が太すぎるものは、かたいことがあるので気をつけましょう。

材料
【2人分/1人分103kcal

・せり…50g
・厚揚げ…1/2枚(100g)
・ごま油…小さじ1/2
・A[ねぎ5cm、しょうゆ大さじ1、レモン汁大さじ1/2・ごま油小さじ1/2]

作り方
【1】
せりは根元を落とし、4cm長さに切る。ねぎはみじん切りにし、Aを合わせる。厚揚げは1cm幅に切る。
【2】
フライパンにごま油を温め、厚揚げを中火で焼く。両面に焼き色がついたら、せりを加えてさっと炒める。
【3】
火を止め、Aを加えてからめる。

◎残ったせりを育てよう
茎を4~5cm残して切った根をグラスなどに入れ、根がひたるくらいの水を入れます(水が多すぎると根がくさりやすいので注意)。窓際など明るい場所に置いておくと、2週間ほどで新芽が伸び、収穫できます。

献立の例 豚ばら肉とはくさいの蒸し煮、かぶのみそ汁、ごはん

※当ページのコンテンツは、日本経済新聞 の土曜版「NIKKEIプラス1」で連載している「かんたん美味」2023年1月21日の掲載の内容をWeb記事として加筆・修正したものです。「少ない材料で、手間をかけずにおいしく!」をモットーに、2003年より、毎週1品、かんたんでおいしい料理を紹介しています。

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