ベターホームのパン教室のあゆみ 

ベターホームがパン教室を開始したのは1972年。その後、現在に至るまで、パン作りの楽しさを多くの人に知ってもらいたいと、時代に合わせて工夫を重ねてきました。

現在までのあゆみを、当時の写真とともにご紹介します。

  • 玄米食パン
    (1978年発行書籍より)
  • フルーツリングパン
    (1978年発行書籍より)
  • 月刊ベターホーム
    1974年5月号表紙

1972年 パン教室をスタート

ベターホーム協会は、「手作りすることは、ものを大切にする心をつちかう」「パンを焼く香りが室内に広がるとき、心豊かな暮らしも期待できる」という思いから、パン教室を開講。この時代、家庭でパンを焼くのは、画期的なことでした。最初は、当時東京・四ツ谷に完成したばかりの教室での開催。4回完結のコースでした。

  • 当時販売されていた食パン型は、業務用で、大きなサイズでした。ベターホームでは、家庭用オーブンに入るサイズのものを、オリジナルで作りました。
  • バターロールは、「昔よく作った」「子どもの頃お母さんが作ってくれた」という人も多いのではないでしょうか。今よりちょっと縦長!?

1974年 1年コースの「パンの会」をスタート

首都圏、阪神、名古屋で、月1回・1年コースの「パンの会」を開講しました。まだ教室設備が整っていなかった時代。地域によっては、公民館などの公的施設を借りて開催していました。
「手作りで、安心・安全なパンを食べたい」「子どもに手作りのものを食べさせたい」という思いからパン作りをはじめる人が多く、当時受講されていたのは、主婦がメイン。毎月さまざまなパンを習ううち、パン作りの楽しさに魅了される人が続出!

  • 受講された方の感想 「子どもたちが『今日もママがパンを焼いてくれるのよ』とお友達にうれしそうに話している。今日も作りましょうと考える心の豊かさ、パンの香りが家じゅうに満ちた時の感激、子どもと一緒に作る楽しさが、手作りの本当の意義。お金では買えない豊かさを覚えるのです。」(横浜市・30代女性)
  • 男性のためのパン教室も開催しました。楽しそうな様子が、当時の『月刊ベターホーム』に掲載されています。(クリックすると大きい画像が見られます)

1976年 「パンの会」の受講生数が3万人を超える

「いろいろなパンを作ってみたい」という声を受け、パンの種類や、家庭で作りやすい材料の配合を研究。少しずつ配合を変えて何度も試作を重ねながら、パンのバリエーションを増やしていきました。

  • パン屋さんで人気のパンを手作りしようと試みたり、全くオリジナルの形を考えたりと、様々な種類のパンの作り方を研究・開発。『月刊ベターホーム』で発表した動物パンには、なんと、ゴジラの型のパン(右写真中央)も!
  • また、イースト、塩、砂糖、乳製品などの配合を変えて食べ比べ、よりおいしく、家庭で作りやすいパンのレシピを作成。
    現在も、研究を続けています。

1980年〜90年代 「私のパンクラブ」 

手作りの楽しさを伝える、さまざまな種類のパンが登場しました。パン作りが広まり、家庭でパンを焼くのは、めずらしいことではなくなりました。

  • 当時の実習内容。玄米パン、オートミールパン、胚芽パンなど、ヘルシーなパンが目立ちます。イングリッシュマフィンはなんと海草入り!
  • 内容のリニューアルをして、いろいろな種類のパンが登場しました。
  • 同じテーブルで実習する4〜5名で分担して、
    毎月2〜3種類のパンを実習していました。

2000年代 「手作りパンの会」

主婦だけではなく、20〜30代の若い女性にも人気のコースになりました。世の中のパン教室も増え、趣味としてパン作りを楽しむ人も多くなりました。男性の姿も目立つようになりました。

  • 受講された方の感想「本を見て独学で作っていたときは、こね方や生地の具合がいまいちピンときませんでしたが、ベターホームの教室ではそれらがよくわかるので、家で復習をするときも役に立ちます。1年間でいろいろな種類のパンが作れてとても楽しいです。」(柏教室・30代女性)
  • 受講された方の感想「パンが好きなので今まではパン屋さんで買っていたけど、時間がある時は自分で作るようになりました。」(梅田教室・20代女性)

2009年 新しい「手作りパンの会」がスタート

それまでの共同作業から、1人ずつ粉からこねて作るスタイルになりました。満員クラスも多く、キャンセル待ちも多数!老若男女問わず、様々な年代の方々が受講されました。

  • 受講された方の感想「パンはなんと言ってもできたてに限る。家で作ったパンをアツアツのうちに食べるおいしさは格別。家族や孫たちにもとても評判がよい。」(渋谷教室・60代男性)
  • 自分のパンは自分で作るから、しっかり身につくと好評!

2014年 「手作りパンの会」リニューアル

1人ずつ作るスタイルで、すべてのパンが新しくなりました。バラエティ豊かなラインアップです。

  • パン作りが初めての方でも、以前受講された方でも楽しめる内容です。
  • 新しい「手作りパンの会」の様子を動画でご覧いただけます。

2018年「手作りパンの会」半年コースに

5月開講クラスと、11月開講クラスがあります。それぞれ半年(6回)コースです。
5月開講クラスの内容はこちら
11月開講クラスの内容はこちら

わぁ、歴史があるんですね!
作りやすくておいしいパンが
習えるのは長年の経験と工夫の
たまものなんですね。
70年代のパンの写真、
とってもかわいい!

誰でも手軽にパンを作れる「ベターホーム式かんたんパン」の普及を行っています

「手作りパンの会」で様々な種類の本格的なパンの作り方を教える一方、もっとたくさんの方にパン作りの楽しさを味わっていただきたいと、1997年より「ベターホーム式かんたんパン」の普及を行っています。
1枚のポリ袋で計量から、粉をこね、生地の分割までしてしまう方式です。テキストの販売を行っています。2015年には、子どもの教育指導や介護・福祉事業に関わる方を対象にした無料講習会を行いました。

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