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免疫についての意識調査(2002年)

「食べて防ぐ!体に効く!免疫力を高める料理読本」を発行しました。

■調査目的:
「免疫」は健康な生活をおくるために欠かせないテーマです。また「免疫」は食生活と大きなかかわりがあるため、ベターホーム協会は食生活と免疫について広く普及し、人々の健康に貢献したいと考えました。ただ「免疫」は一般の人にとってはなかなか理解するのがむずかしいテーマです。そこで免疫について一般の女性はどの程度の意識や知識があるのかをあらかじめ調査し、その結果をもとに普及活動を行なうためこの調査を実施しました。
■調査対象:
ベターホームの料理教室を受講中の女性395名
■調査地域:
東京 大阪 名古屋 札幌 福岡
■年代構成:
   全体 20代 30代 40代 50代 60代
人数 395 111 100 40 90 54
100 28.1 25.3 10.1 22.8 13.7
■調査時期:
2002年3月
■調査方法:
アンケート用紙を料理教室で配布して、その場で記入してもらいました。

以下の表の数字はすべて%です。

(1)あなたにあてはまることは?(複数回答)

   全体 20代 30代 40代 50代 60代
1.特に運動はしていない 51 64 55 63 28 48
2.野菜が不足している 26 34 29 23 13 28
3.食事が不規則 22 36 24 18 11 11
4.外食や弁当などを買って
  食べることが多い
13 22 18 8 4 4
5.よく薬を飲む 12 10 13 10 12 15
6.タバコを吸う 10 9 7 8 2 4
  • これらは「免疫力」を落とす生活習慣。
  • 「5.よく薬を飲む」以外は、20代がすべて1位。20代はまだ健康不安がないので、気をつけていないのか?
  • 全体的に運動不足な人が多い。しかし、その中で50代は突出して運動不足の人が少ない。50代は「5.よく薬を飲む」除くすべての項目で、最も良い生活習慣を持っている。

(2)あなたにあてはまることは?(複数回答)

   全体 20代 30代 40代 50代 60代
1.疲れがとれない 39 43 41 43 37 26
2.ストレスがたまっている 31 38 27 15 31 20
3.よく便秘をする 28 40 33 15 20 19
4.口内炎になりやすい 15 17 11 15 17 13
5.あてはまることはない 13 4 8 5 27 22
6.風邪をひきやすく、
   なおりにくい
12 11 16 10 9 13
7.よく下痢をする 6 8 8 5 3 6
  • 1.2.は免疫力が低下する原因になり、3.4.6.7.は免疫力が落ちたときに出てくる症状。多くの人に免疫力低下の危険があることがうかがえる。
  • 当然の結果というか、生活習慣がよくなかった20代はほとんどの項目で、症状の比率も高い。「5.あてはまることはない」人はわずか4%。
  • ここでも50代は60代と並んで「5.あてはまることはない」という人の比率がぐっと高く、良い結果となった。50代は体に悪い生活習慣を持つ人が少ないので良い結果になったと思われる。若い層よりも、中高年層のほうがずっと健康的と言えそうだ。

(3)聞いたことがあるものに○をつけてください

全体 20代 30代 40代 50代 60代
1.ポリフェノール 95 100 99 95 90 83
2.カロテン(カロチン) 93 95 94 93 91 89
3.カテキン 91 92 95 95 89 81
4.フラボノイド 82 93 94 88 72 50
5.抗酸化物質 63 54 55 80 71 67
6.リコピン 60 58 67 73 59 44
7.イソフラボン 59 57 94 68 61 54
8.ナチュラルキラー細胞 21 29 55 30 14 9
9.デザイナーフーズ 10 7 13 5 8 15
  • 1.〜2.はいずれも抗酸化物質。抗酸化物質とは、細胞の酸化させる活性酸素を抑える物質のこと。いずれも名前はよく知られていることがわかった。

(4)正しいのはどれだと思いますか?ひとつだけ選んでください。

1.ナチュラルキラー細胞とは?
全体 20代 30代 40代 50代 60代
1.わからない 48 40 45 46 55 57
2.体に入った病原菌を殺す細胞(正解) 28 33 35 38 18 15
3.自然治癒力を殺す細胞 24 26 21 15 27 28
  • (3)の質問ではナチュラルキラー細胞の知名度は21%と低いのに、正解率が28%とは矛盾した結果である。適当に勘で○をつけた人が多かった可能性もある。
  • いずれにせよ、ナチュラルキラー細胞についてはまだ知らない人がほとんどと見ていいだろう。

2.厚生労働省が出している野菜の1日の摂取量の目安は?
全体 20代 30代 40代 50代 60代
1.わからない 45 15 24 40 37 33
2.350グラム(正解) 28 34 30 30 17 26
3.300グラム 27 15 24 40 37 33
  • 「わからない」人が半数近く。意外な多さだった。栄養や食品に関わる仕事をしている人にとっては常識的な数字のはずだが、一般の人にはまだまだ浸透していないことがわかった。
  • この数字は長いこと「1日300グラム(うち緑黄色野菜100グラム)」だったが、2000年に「1日350グラム(うち緑黄色野菜120グラム)」に変更された。野菜の健康増進効果に注目して変更されたもの。

3.亜鉛とは?
全体 20代 30代 40代 50代 60代
1.栄養素として微量は必ず必要(正解) 80 77 85 88 80 70
2.わからない 17 20 14 10 18 22
3.少しでも食べると中毒
 になるので食べてはいけない
3 3 1 3 2 7
  • 亜鉛は免疫が働くために重要なミネラル。
  • 亜鉛というと「金属=毒」というイメージがもたれているのではないかと思ったが、意外に正解率が高かった。亜鉛は不足すると味覚障害を起こすことで知られているのではないだろうか。

4.活性酸素とは?
全体 20代 30代 40代 50代 60代
1.多すぎると老化や
  病気のもとになる(正解)
55 50 51 75 62 43
2.体のすみずみまで元気
  にする酸素なので、
  たくさんあるほうがよい
23 27 28 7 19 26
3.わからない 22 23 21 18 19 30
  • 活性酸素とは、体内の脂質などほかの物質と結びつきやすい性質がある酸素。活性酸素が結びつくことが酸化で、いわば体内にさびができるようなもの。体のさびは老化や病気のもとになる。
  • 「活性」+「酸素」というと、なんだかいきいきとするような印象があるが、実は逆。これも正解率が高かった。

5.ポリフェノールは何に入っている?
全体 20代 30代 40代 50代 60代
1.ワインやココアに入っ
  ているが、普通の野菜
  には入っていない
61 65 66 48 67 50
2.ナスやレンコンなど
  普通の野菜にもはいっ
  ている(正解)
24 20 28 40 20 19
3.わからない 15 15 6 12 13 30
  • (3)の設問で85%の知名度を誇ったポリフェノールだが、正解率は24%と低かった。
  • テレビなどで「赤ワイン」「ココア」とセンセーショナルに紹介された割には正しく理解されていない例と言ってよいだろう。
  • ポリフェノールは、野菜、くだもの、豆、茶などほとんどの植物に含まれているもの。活性酸素による体の酸化を防ぐ働きをすると言われている。

6.キノコには抗がん作用がある?
全体 20代 30代 40代 50代 60代
1.アガリクスに限らず
  シイタケやシメジなど
  普通のキノコにも抗癌
  作用があると思う(正解)
75 70 71 80 83 74
2.わからない 20 28 24 15 9 22
3.根拠のない話だと思う 5 2 5 5 8 4
  • アガリクスのことは新聞などで抗がん作用をうたって宣伝をしているので知っている人が多いようだ。
  • キノコ類の抗がん作用は医学的にも裏付けられており、アガリクスに限らず、ふつうに売っているシイタケやシメジでも強い抗がん作用があるという。

7.笑うだけで病気に対する抵抗力がつくというのは
全体 20代 30代 40代 50代 60代
1.本当だと思う(正解) 84 88 83 83 86 78
2.わからない 11 9 15 12 11 11
3.根拠のない話だと思う 4 3 2 5 3 11
  • これも高い正解率。
  • 笑うだけでナチュラルキラー細胞が活発になる。ナチュラルキラー細胞は病原体やがん細胞を殺す細胞なので、結果として免疫力があがる。


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