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使い切れずに捨てたもの

  • 調査目的:
    • 家庭から出すごみの減量のため、また家計の無駄な支出を減らすために食品を「捨てない」ことは今、大きな課題です。さらに食料の60%以上を輸入に頼っている日本にとって、貴重な食料を安易に捨ててしまう態度は改めなければなりません。
    • この課題に取り組むために、ベターホーム協会では、食品を極力捨てないで、徹底的に使いきる料理の提案をしたいと考えました。
    • そこで実際に家庭で捨ててしまう食材はどんなものが多いのかを把握するためにこの調査を行ないました。
  • 調査対象:ベターホームの料理教室を受講中の女性181名
  • 調査地域:東京
  • 年代構成:
     全体20代30代40代50代60代
    人数1813657372922
    10019.931.520.416.012.2
  • 調査時期:2000年1月
  • 調査方法:食材63品を列挙したアンケート用紙を配布し、「使いきれずに捨てたことがあるもの」すべてを選んでもらいました。アンケート用紙は料理教室の会場で配布し、その場で回収しました。
  1. 野菜・くだもの類で捨てたことがあるもの
    順位 
    セロリの葉38.7
    レモン29.3
    しょうが28.7
    だいこんの葉28.2
    かぶの葉26.5
    もやし23.2
    ブロッコリーの茎22.7
    にんにく20.4
    しその葉18.8
    10ごぼう16.6
    • 「葉」とつくものが4点もあがった。葉ものはすぐにしおれてしまうので、ただでさえ扱いにくいもの。そ の上、セロリ、だいこん、かぶの葉ときては、食べられるのかどうかもさえもあやふや。食べ方を知らな いということも、捨ててしまう原因のひとつであろう。
    • レモンも捨てた人が多い。少し使って、切り口をラップで包んだままいつまでも冷蔵庫に入っていて、気がつくとカビが生えていてあきらめる、というパターンが多いのではないだろうか。
    • しょうが、にんにくも捨てられることが多い。これらは、ないと困る、しかし、使うのは少量というもの。にんにくは一片が大きいので、半分しか使わないこともしばしば。残った半分をラップで包んでしまっておいたものの、冷蔵庫の中で忘れられてしまうこともある。
  2. 調味料類で捨てたことがあるもの
    順位 
    焼き肉のたれ22.7
    チューブ入りしょうが17.7
    粒マスタード16.0
    チューブ入りわさび14.9
    練りごま10.5
    ナンプラー9.4
    タバスコ9.4
    スパイス類9.4
    オイスターソース8.8
    10バニラエッセンス7.2
    • 焼き肉のたれは1回でひと瓶を使い切ることは少ない。だからといって、焼き肉はそうひんぱんに食べるものでもない。びんに少し残って、ずっと冷蔵庫の中にある焼き肉のたれは、悪くなっているのか、使えるのかもよくわからず、結局、捨てるしかなくなってしまう。
    • チューブ入りしょうが・わさびも、ないと困るがたくさん使うものではない。よほどひんぱんに使うのでなければ、鮮度のいいうちに1本使い切るのはむずかしい。
    • カタカナの外来系調味料が並んだのは、やはりなじみがなくて使いこなせないから?
  3. その他
    順位 
    生クリーム29.3
    牛乳18.8
    卵白16.0
    ピザ用チーズ12.2
    パンの耳11.6
    ヨーグルト10.5
    ぎょうざの皮8.8
    油揚げ7.7
    ごはん7.2
    10切り干しだいこん5.5
    • 生クリームはデコレーションケーキでも作るのでなければ、なかなか1パックを使いきるということはない。しかし、料理に大さじ1〜2くらいずつ使っていたのではなかなかなくならない。しかも、生ものなので時間がたってしまうと使うのがためらわれる。悩みの多い材料だ。
    • 卵白も残ると困るもの。料理やケーキ類に卵黄だけ使って、卵白が残る場合があり、一応、冷凍しても結局、使わずに捨ててしまうことになる。
  4. 総合
    順位 
    セロリの葉38.7
    レモン29.3
    生クリーム29.3
    しょうが28.7
    だいこんの葉28.2
    かぶの葉26.5
    もやし23.2
    ブロッコリーの茎22.7
    焼き肉のたれ22.7
    10にんにく20.4
  5. まとめ
    • 鮮度が落ちやすいもの(生クリーム、もやし)、食べ方がわからないもの(セロリの葉、ブロッコリーの茎)、少ししか使わないもの(しょうが、にんにく)、使う頻度が低いもの(レモン、焼き肉のたれ)が捨てられることが多いことがわかった。誰しも思い当たることがあるものばかりであろう。
    • この調査は料理教室に通っている人が対象なので、どちらかといえば料理に関心の高い人たちと言える。それでも、これだけの人が「捨てたことがある」と答えているのだから、日本中ではかなりの量である。
    • この膨大な無駄をなくすためには、まず「食べ物を捨ててはならない」という強い意志を各人が持つことと、食品を使いきる知恵を働らかせることだろう。たとえば、焼き肉のたれは「焼き肉」にしか使わないというのではなく、野菜の炒め物にも使ってみるというちょっとした発想の転換で、捨てるものはかなり減らせるはずだ。
    以上
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