2014年01月29日

[(財)ベターホーム協会助成事業]低栄養予防料理教室を開催しました

健康で長生きするためには、食生活が大切です。
高齢者の実態調査から、老化の大きな原因は、栄養が足りないことだという結果が出ています。
シニア世代の食の基本は、バランスよくしっかり食べること。その知識と具体的な料理のレシピやコツを多くの方に知っていただくため、2014年1月に札幌から福岡まで全国18ヵ所のベターホームのお料理教室で、低栄養予防がテーマの料理教室「つるかめ食堂料理教室」を開催しました。
この教室は、60歳からの健康と食をサポートする目的で、一般財団法人ベターホーム協会の公益活動として、参加費無料で開催いたしました。

 

60歳以上の一般の方を対象に募集し、抽選で当選された方にご参加いただきました。
申し込みのハガキに、食の悩みを書いていただいたところ、「普段肉はほとんど食べない」「食が細くなった」「歯が悪いのでかたいものが苦手」「時間がかかる料理がおっくうになった」などの声が寄せられました。
参加者の方は、ベテラン主婦のほか、男性の姿も。男性の参加者が3分の1を占める会場もありました。


 実習内容は、やわらか肉の黒酢酢豚、ほうれんそうの海苔あえ、かんたん中華スープの3品。
主菜は、たまねぎとさつまいもを使った酢豚。酢豚には通常かたまり肉を使用しますが、薄い肉をくるくると丸めて、かたまり肉のような形状にして使います。かたまり肉よりずっとやわらかい食感に仕上がります。さつまいもを最後に加えることで、たれが少なくすみ、塩分もセーブ。
青菜をやわらかく食べるためのゆで具合や切り方、かたくり粉でとろみをつけたかんたんスープも実習していただきました。

実習した後は、テーブルごとに試食。「本当にやわらかい!おいしい!」「思っていたよりかんたんに、作れた」という声が。
最後に講師から、栄養バランスよく食べ、低栄養を防ぐために心がけたいポイントのお話をして、教室が終了しました。参加された方からは、「今日はとても勉強になった」と、喜びの声もあがりました。

この教室が参加者の方にとって、毎日の食事を見直し、健康長寿を心がけた食生活を送るきっかけになれば幸いです。
ベターホーム協会は、今後も、料理教室の開催や出版活動を通して、シニア世代の正しい食知識の啓発に努めています。

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教室で実習した料理レシピも掲載した、シニア向け料理の本を発行しています

   

ベターホーム協会では、60歳からの「食べやすい・作りやすい食事」の知恵をまとめた料理の本『つるかめ食堂 60歳からの健康維持レシピ』を発行しています。
教室で実習した「やわらか肉の黒酢酢豚」「ほうれんそうの海苔あえ」のレシピも掲載しています。

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